日本でも手に入るベセルナクリームは喉に使えない

ベセルナクリームは主成分としてイミキモドを持つ、尖圭コンジローマの治療薬で、日本では2007年に発売され、2011年には日光角化症の治療にも使える薬として承認されました。
尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚や粘膜の小さな傷から侵入して感染し、性器や肛門の周囲にイボを作る病気で、日本でも珍しくはない病気です。
ベセルナクリームはこの尖圭コンジローマのイボが出来ている患部に塗ることで、原因となっているHPVの増殖を抑制し、ウイルスへの免疫力を高めてウイルスに感染した細胞を障害することでイボを無くす効果が期待出来る薬です。
しかし、ベセルナクリームは尖圭コンジローマの治療に使う場合、外性器または肛門周囲への塗布に限られており、尿道や膣内、子宮頸部、直腸や肛門内には使用出来ないことに注意が必要です。
尖圭コンジローマは感染していても症状が出ないこともあり、性行為によって感染するのでオーラルセックスをした場合は喉に感染し症状が出る場合もあります。
尖圭コンジローマが成人の喉に感染することはまれなケースとされていますが、もしも喉に発症している場合はベセルナクリームでは治療出来ないので、耳鼻咽喉科を受診して適切な治療を受けてください。
日本の医療機関で尖圭コンジローマの治療を受ける場合、ベセルナクリームを使う方法以外には、液体窒素でイボを冷凍凝固して取り除く方法や、レーザー、電気メスでイボを焼灼する方法などがよく使われています。
この病気は治るまでに時間がかかることが多く、完治出来ないと再発するケースが多いのが難しい所と言えます。
特に外科的手術を中心にして治療を行っていると再発する場合が多く見られるため、免疫を活性化して治療する作用を持つベセルナクリームを併用することが有効だとされています。